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Channel: 鈴木良幸の日本一周釣行脚
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トラウトの聖地、中禅寺湖(スプーン、ジグ編)

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さて今回は、今シーズン夢中になって通い続けた、中禅寺湖のトラウトフィッシングを紹介したいと思います!

中禅寺湖歴ほぼ1年の経験の浅さなので、何十年と中禅寺湖へ通い詰めている先輩アングラーの方のような奥深い話は出来ませんが、この1年通ってみて得た経験を元に、書き記していきたいと思います。
 

「中禅寺湖」行ってみたいけど、やってみたいけど、特別な装備が必要なのでは?難しいのでは?等とお考えで足が向かない方。

興味はあるけど・・・と言った方へ。特にソルトメインの方へ向けての発信になります・・・!

 

 

 

中禅寺湖は奥日光の入口にあり、2万年に男体山の噴火で川が堰き止められて出来上がった日本で一番標高の高い場所にある山上湖。最大水深は163mにもなります。

明治時代よりトラウトの放流が始まり、放流と自然繁殖を繰り返し現在に至る、古くからトラウト釣りが楽しまれてきた、歴史のある湖です。

 

 

(上から、ブラウントラウト、レイクトラウト、ホンマス)

ホンマスはビワマスとヤマメを掛け合わせた中禅寺湖の固有種であり、レイクトラウトは日本で中禅寺湖にしか居ない魚。「ココでしか出会えない」トラウトが多く生息し、誰にでもビッグトラウトのチャンスがある、全国的にもトラウトの聖地として有名な、歴史のある湖です。

 

 

 

4月1日に解禁を迎える中禅寺湖。今年の解禁日は吹雪に見舞われました。かなりの量の積雪も手伝い、山側への入釣は困難を極めました。

気温も氷点下、風もあると体感気温は相当低くなる為、相当な防寒対策が必須となります。

 

前日の夕方に入漁券が発券され、それぞれ思い思いの場所へ散らばります。

狙いのポイントがある場合、場所取りをしなくてはいけない為、解禁日の釣り開始時刻、翌朝5時まで寒い山中で一夜を明かす熱いアングラーも沢山見られます。

 

今年の解禁日、大量に積もった雪の中を2時間以上歩き、吹雪の中ロッドを振り続けてキャッチした61cmのレイクトラウト。ヒットルアーはプロビア18g。
綺麗な魚体と風格に魅せられ、この1匹の出会いから僕の中禅寺湖通いが始まりました。

 

 

解禁から禁漁までに中禅寺湖を訪れてロッドを振った回数は12回。

釣果はレイクトラウト61匹(最大67cm)、ブラウントラウト5匹(最大63cm)、ホンマス3匹(最大51cm)、ヒメマス1匹(最大35cm)。

行く度に沢山のトラウトが遊んでくれて、僕の心はどんどん中禅寺湖へ引き込まれていきました。

 

 

 

中禅寺湖の釣りを始めるのに掛かった費用は、スプーンと入漁券、日光までの交通費くらい。シーバスタックルとウエーダーがあればチャレンジできます、僕もシーズン通して9フィートのシーバスロッドを使用しました。

 

ルアーはシーレーベル社の「プロビア」「リーズ」「モーダ」を使用しました。

 

 

「プロビア」はスライドスプーンと呼ばれる、テンションフォールで高速回転しながら斜めにスライドフォールしていくタイプのスプーン。ヒラヒラ真っ直ぐフォールしていくタイプのスプーンより長くフォールの時間を稼ぐ事が出来る為、移動距離は少なく長い時間魚に魅せる事が出来る設計となっています。ベイトフィッシュライクなスリムなシルエットはベイトを意識しているトラウトに効果的との事。

 

僕が好きな使い方はボトムを感じながらネチネチと細かいジャークで誘い続けるアクションです。魚が若干浮いている時はジャークの幅を大きめに、リールを巻く量も少し増やしてボトムを切ります。低層を探る事を前提に、14,18gを用意すれば良いと思います。

このスプーンの登場で中禅寺湖のレイクトラウトの釣りは劇的に進化したと言われています。

 

 

 

 

「リーズ」はスプーン的な使い方が出来るメタルジグ。使い方としては、最近ソルトで人気のあるショアスローの釣りに似ていると思います。ワンピッチジャークや移動距離を抑えたスローな動きを意識したアクションで釣果を挙げています。


抜群の飛距離でプロビアで届かない更に沖を攻める事が出来ます。ポイントによってはプロビアでは届かない場所に良いブレイクがあったりする場合もあり、そんな場所でオススメ。

高水温期、低水温を好むレイクトラウトが深場に落ちる時期はリーズの独壇場となる事も。

 

 

 

 

「モーダ」はフォール時ヒラヒラ真っ直ぐ落ちて行く通常タイプのスプーン。

僕はカウントダウンして任意のレンジませ沈めた後にただ巻きで使用する事が多かったです。

適度な引き抵抗が物凄く釣れる気にさせてくれる、投げていて気持ちの良いスプーン。

 

夜明け前表層を回遊しているホンマスを狙ってカウントゼロでただ巻き、岸際のカケアガリについているブラウントラウトを岸と並行にキャストしてカウントダウン→ただ巻きでヒットを得ました。

 

 

 

プロビア、リーズを使用して沢山のレイクトラウトジュニアをキャッチする事が出来ました。

多い時には半日で15匹なんて日も。本当に良く釣れてくれたので飽きる事が無く、非常に癒されました。レンジやアクションを間違えるとなかなか釣れないので、とても良い練習になります。

 

今回はスプーン、ジグでの釣りをご紹介させて頂きました。ショアからの釣りでは、スプーンでの釣りがメインとなる中禅寺湖。必ず持っておきたいルアーであり、身に着けておきたいメソッドです。

次回は、中禅寺湖のトラウトフィッシング「プラグ編」です!

条件次第ではプラッキングでも狙える中禅寺湖のトラウト達。次回も是非、お付き合い頂ければと思います!

 

 


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