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Channel: 鈴木良幸の日本一周釣行脚
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バックアッパー956

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井上代表から預かっているプロトロッドに、「バックアッパー956」と言うロッドがある。956の95はレングス、6=PE6号をメインに使用するのに最適なロッドと言う意。

 

 

このロッドは昨年から使っており、既にショアから8本のGTをキャッチしている。

「しっかり曲がるが、バットは残る」と言うジャンプライズ特殊構造の特性がこのロッドにも当然活かされており、

しっかり曲がってロッドが魚の引きをクッションのように吸収するが、リフトさせる時はバットが残ってくれる為、魚を止める 寄せる 浮かすと言った動作が非常に容易なロッドなのだ。

 

 


今年の6月にトカラ列島のショアから釣り上げた45kgのGTもヒットからそれ程ドラグを出さず、ロッドがクッションのように曲がり込んで魚の引きを吸収してくれたお陰で、ヒットからたった数分で足元まで浮かせる事も出来た。

 

 

 

 

 


 

実績たっぷりのバックアッパー956を持って挑んだ今回の南の島遠征。

カッポレ、アオチビキ、カスミアジ、ヒレナガカンパチ、バラハタ・・・実に沢山の魚が遊んでくれたのでご紹介します!

 

 

 

今回の遠征で一番釣れてくれたバラハタ。独特の重々しい引きでロッドを絞ってくれました。

ボトム近くで掛けても根に入られる前に一気に浮かせてしまえるパワーを持ったロッドだったので、正直ファイト自体は非常に楽チン。水面まで浮かせた後はブッコ抜き!

 

 

しかし、このサイズのバラハタでも少し油断すると簡単に根ズレされてしまいます。

ラインが根に触れてない時は全力のポンピングと素早くリールを巻き取りゴリゴリ寄せる。

 

足場が不安定で根ズレの危険性の高い磯でのファイト。南の魚はどの魚も非常に引きが強いので、とても良いファイトの練習になります。

 

 

 

 

ファーストランでビューッと走ってドキッとさせられるのが「アオチビキ」

鯉とオオニベを足して割ったような、何とも言えない風貌の魚(笑)

 

 

群れが回って来たようで、この魚がバタバタと3連発!

ファーストランを凌いだ後はそれ程ではなく、根に突っ込む心配も無いが、ファーストランだけは凄まじいファイター。

しかしバックアッパーを曲げ込みプレッシャーを掛けてあげればスグに止まってくれます。

その後は鬼ポンゴリ巻きでガンガン寄せ、最後は寄せ波の勢いに合わせてブッコ抜き!

 

 

このクラスになるとファーストランで結構走る。しかしその後は根に突っ込んでいく魚ではないので、ゴリ巻きの喧嘩ファイトでオッケー。
バックアッパー956はこのサイズのアオチビキをグイグイと寄せて浮かせても余りあるパワーを持っているので、ランディング時に着いて来るサメにやられる事も無く、無事にキャッチ!

 

 

バラハタの次に良く釣れてくれたカッポレ。大きい物では5kg近くあり、磯際にラインを擦り付けるように素早く走り回り、非常にスリリングなやり取りを楽しませてくれました。

根ズレしないようにベールを返したり根ズレしない角度の立ち位置へ磯を走ったり、磯でのファイトの良い練習相手になってくれました。

 

 

そして、先日のブログで書いたこちらのカスミアジもバックアッパー956にてキャッチ!

不安定な足場と磯際で掛けた事もあり序盤から主導権を相手に与えてしまいましたが、テンションを掛けないよう騙し騙し寄せ、最後は一気にリフトしてキャッチ。

このように、緩急を付けた駆け引きも出来るロッドでもあります。

 

 

 

 

今回の遠征、一体何回このロッドが曲がった事かわかりませんが、改めてバックアッパーシリーズの「しっかり曲がるがバットは残る」と言う特性の良さを感じた釣行でした。

 

 

魚が走った時はしっかりロッドを曲げ込み、最大限のプレッシャーを掛ける事でロッドが魚の引きをクッションのように吸収してくれる為、必要以上にドラグを出さずに魚の走りを止める事が出来ます。

 

魚の走りが止まって魚をリフトさせる時、曲がり込みながらもバット部分に余力が残ってくれる為、バットパワーで魚を寄せる 浮かすと言う動作が可能なロッドです。

 

 

良く曲がると言う事はクッション性が大きいと言う事で、魚の引きをロッドが吸収してくれる為、ガチガチの固い竿に比べると身体への負担も少ない為、ショアからのビッグゲームをやってみたいけど筋力や体力、体幹等に不安がある方にもオススメの1本に仕上がって来ております。

 

 

 

しかしまだまだ「バックアッパー956」は開発中。今のままでも十分文句ナシの性能なのですが、製品化する為にはまだまだ魚からの答えを貰いたいのは僕も井上代表も同じ気持ち。

 

これからも様々なフィールドでバックアッパー956を使用して魚からの答えを貰いながら、更なるロッド性能を磨き上げていきたいと思います!

 

 

 

タックル

ロッド:バックアッパー956

リール:15’ツインパワーSW8000HG(シマノ)

スプール:13’ステラSW14000XG(シマノ)

ハンドル:RC-SW XLノブ(スタジオコンポジット)

ライン:ウルトラキャストマンWX8 6号(YGKよつあみ)

リーダー:キャストマンアブソーバー130lb(YGKよつあみ)

ルアー:ウルトラチャタビー115g メガトンリップレス200F(ジャンプライズ)その他

 

 


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